xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

母はどこまで息子の世話をすれば良いのか

後日追記
 遺体を埋める穴を予め掘ってから
 殺害したらしい事が続報されました
 ここは第一報の段階で記しました


男性(36才)が妻(30才)を殺害し、その遺体を埋めるのを男性の母親(63才)が手伝った――

銀行員の“妻の遺体” 逮捕の母親「息子に頼まれ手伝った」

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180719-00000138-jnn-soci


このようなニュースが飛び込んできました。

折しもネット上では母親と息子の関係について議論が白熱している所です。


「母親は男の子を溺愛したらダメ」「人様にあげるものと思え」投稿に賛否両論、専門家に聞く

https://otonanswer.jp/post/10108/

上記の記事によると

きっかけは、妊娠時に職場の女性から「男の子だったら気を付けなさい。母親にとって男の子は可愛いから溺愛したらダメ。初めから人様(未来のお嫁さん)にあげるものだと思って育てなさい」と言われたという女性の投稿。この女性は出産後「幼少期は愛情をたくさんかけてあげるのは当然です。だけど、男の子っていつまで経っても幼くて単純で可愛いいから『自分が世話を焼きたくなりがちだから、気を付けなさいよ』という意味」と述懐しています。

…との事。

男の子は母親にとって「永遠の恋人」や「小さな彼氏」と言われる事があります。

姑の夫への過干渉に辟易していた女性が息子を出産したら姑の気持ちが理解できるようになった。
息子には何でもやってあげたくなり、息子に不便な事が起きないよう先回りして世話をしてやりたくなり、夫がすると許せないワガママも息子のお願いならば喜んで叶えたくなる。
しかしそれは夫の母である姑も同じ気持ちであるからこそ夫への過干渉に繋がり、いま妻である自分が悩まされているという現実がある。

だからこそ自戒を込めて、男の子は「初めから人様にあげるものだと思って」育てるべし、全ては未来の息子のお嫁さん(ひいては嫁である自分自身)の為に、という教訓がネット上で広がっています。


産後の女性が家事に非協力的な夫を「産んだ覚えのない長男」と表現する事があると以前に記したような気がしますが、赤ちゃんが泣いて手一杯のところに
「俺の靴下どこ?」
「俺のご飯は?」
と言われると
「いい大人なんだから、それくらい自分で用意しなさいよ!」
と言いたくなる気持ちは容易に想像できます。

それは可愛い可愛い息子ちゃんのお世話を甲斐甲斐しく行い、夫の生活力を育てなかった姑の責任であり、いま自分が息子に対して行っている育児の未来の姿なのです。

だからこそ自身が姑になった時にお嫁さんに(自分が今されている)苦労をかけないように、「母親にとって男の子は可愛いから溺愛したらダメ。初めから人様(未来のお嫁さん)にあげるものだと思って育てなさい」とのアドバイスに繋がるのだと思います。



冒頭の事件は、息子に頼まれて母親は嫁の遺体を埋めるのを手伝ったとか。

息子の犯行を諭すのではなく、犯罪の痕跡を隠す手伝いを行った母。

「子どものことにまで口出してくると聞いたことがあった。マザコンじゃないですけど、過保護なところがあるので」
(弥谷鷹仁容疑者の弟の同級生の談)

下の息子の同級生にすら知られている、成人した息子への過干渉。

母である弥谷恵美容疑者は、同居する家族に見つからないよう、息子の鷹仁容疑者とともにスコップを使って自宅敷地の裏側に穴を掘り、嫁である麻衣子さんの遺体を手作業で埋めたとみられているそうです。

この時の弥谷恵美容疑者の心境はいかばかりか。

たまたま自身の夫と姑が不在だったとはいえ、息子から妻殺しを打ち明けられたのは母である自分だけ。

きっと、面倒な事になったと思いつつも、愛する息子にこんなにも自分は頼りにされているという事実に感激したのではないかと推察します。

可愛い永遠の恋人(および自分自身)のこれからの人生を考えれば、弥谷恵美容疑者が死体遺棄に手を貸すのは当然の帰結です。

麻衣子さんの遺体が見つからなければ、失踪して数年で公的に死亡が確定するのですから。

息子も息子で、母親ならば何とかしてくれると踏んで妻殺しを打ち明け、死体遺棄を手伝って貰ったのでしょう。

(そもそも、遺体を埋めて証拠隠滅を図るという提案は本当はどちからから出たのか)


この母と息子の絶大な信頼関係はどこからきたのか。

おそらく幼い頃から母親が何でも世話をやいてきた結果なのだと思います。


男の子は「いつまで経っても幼くて単純で可愛いい」から、母親はつい世話をしたくなる。

私の息子はまだ一才なので、女児と違って男児がどのくらいの年まで「幼くて単純で可愛い」のかは未知数ですが、自分が将来、善き姑になる為には今からでも母と息子の適切な距離感を探らなければならないと思いました。



…息子が小学校高学年になったら、息子にもアイロンがけをやらせよう。

娘と同じ頻度で息子にも台所に立たせ包丁を持たせよう。

今はこんな想像が限界です。