xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

ベビーカーについて思うこと

またしてもベビーカー使用にあたってのトラブルが勃発しました。

ノンスタ石田憤慨「なんなの?これ?」“ベビーカー問題”で妻が受けた舌打ち
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000072-spnannex-ent

お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明氏が2018年7月31日に更新した自身のブログの内容がニュースを賑わせています。
石田氏の奥さまが双子用のベビーカーで買い物に出掛けたが、双子用ゆえ通常よりも横幅が大きいベビーカーでは会計してから先の通路が狭くて通れなかった。
そこで売り場側に引き返そうとし「すみません、通してもらっていいですか」と自分の後ろに並んでいた現在会計中の女性に声をかけたところ、
「ねぇ?いつもこんな事をしているの?人の迷惑って考えた事ある?そうやって双子で迷惑かける事分かってるんだからもう少しあたま使いなさいよ!買い物する時すら預ける人いないの?頼るところもないのに産むからこうなるのよ!」
と言われたとブログで明かしました。

その場に居合わせた男性がこの女性に注意してくれたようですが、何とも少子化が進みそうな出来事です。
狙って双子を産んだわけでもないのに子どもを預ける先を確保しないと日常の買い物も許されないとは。

芸能人が挙げたブログのため広まるのが早いですが、電車やバスの中で畳む、畳まない等、これまでにも多くのベビーカー問題が勃発しました。

そもそもが「ほらほら、こっちはベビーカー様なんだから道を開けなさいよ」という態度でベビーカーを押していた女性たちがこれまでに数多くいたからこそ、こんなにもベビーカー使用者への風当たりが強くなってしまったのだと思います。
公共の場で自分が特別扱いを受けるのは当然と思い、周囲の迷惑を想像できないベビーカー様々の先達がいたからこそ、回り回って石田氏の奥さまが被害を受けたのかも知れません。

その上で今回のベビーカーは双子用。一人用よりも大きい仕様なので、どうしても角を曲がるときは大曲がりになってしまいますし、通れない道もあります。
石田氏の奥さまにとっても、件の女性にとっても、二人が同じレジに並んでしまった事は災難でした。


これまでにもベビーカーに苛立ちを感じた人は多いと思います。

件の女性は石田氏の奥さまがレジ待ちの時に前に詰めず、列の大人と大人の間に無用な隙間(ベビーカーが前の人にぶつからないように更に空間を多くとった)ができる事が嫌だったのかも知れません。もしそのせいで自身が別の通路を塞ぐ場所に立たなければならなかったのならば苛立ちが募るのも分かります。
また、会計が終わった身でありながら会計待ち側に戻ってきて道を開けるよう依頼し、自分に迷惑をかけようとした事にとうとう苛立ちが爆発したのだろうと思います。
双子を産んでさぞかしチヤホヤされているのだろうというやっかみもあったかも知れません。ひとたび外に出れば物珍しさから注目の的でしょう。だからこそ世間は双子ベビーカー持ちを甘やかしても、自分は正論を言ってやろうと奮起したあまり言い過ぎたとも考えられます。

「買い物する時すら預ける人いないの?頼るところもないのに産むからこうなるのよ!」
日時も予め分かっている自動車運転免許の更新に子ども二人を連れて行った私には正論過ぎて刺さるお言葉です。
しかしスーパーマーケット程度の買い物に対してのこの発言は、子育ての経験が無いからこそのものでしょう。世話する人がいない状態で赤ちゃんを自宅に残して出掛ければ虐待です。みんなが皆、祖父母と同居で子育ての人手がある訳でも、ベビーシッターが常駐している訳でもないので日常の買い物に赤ちゃんを連れて出るのは双子だろうと至って普通です。
スーパーマーケットへの買い物のたびに一時保育に預けては費用が大変な事になりますし、託児所や保育園に立ち寄ってからでは余計な時間がかかります。
「乳幼児は邪魔だから連れてくるな」発言は他の場所でも耳にしますが、件の女性の発言は育児をしていない人の正直な気持ちなのだろうと思います。


私には子どもが二人いますが、ベビーカーは使いませんでした(勿論双子ではないから使わずに済んだと分かっています)。
従って子持ちでありながら気持ちはどこか、噛みついた女性側にあります。
ベビーカーは一人用でも本当に邪魔です。

田舎のため自家用車での移動が多く、使う場面が想像できなかったので私たち夫婦はベビーカーを購入しませんでした。
代わりに愛用したのは抱っこ紐です。

抱っこ紐に子どもを入れれば健常者が通れる所は全て子どもと一緒にすいすい通れます。一度友人の所有するベビーカーを押した事がありますが、重くて押すのが大変な上、不馴れな事もあり畳むのも一苦労でした。本当に使わなくて良かったと思っています。

一度、遊園地の土産物屋の狭い通路でベビーカーに足を引かれた事があります。すぐさま相手からは謝罪を受けましたが、どこか「ベビーカーなので許して下さい」と免罪符をかざしているような顔をしており、私が抱っこ紐で子どもを連れている人間だと気付くや「しまった」という顔をして相手はそそくさと店外へ去ってしまいました。

百貨店に出掛けた際はエレベーター前でベビーカー持ち夫婦と年配の夫婦が軽いいさかいを起こしていたのを横目に通り過ぎエスカレーターに乗ると、抱っこ紐使いの私を引き合いに出され「あの人を見習え」と言われたベビーカー持ち夫婦から凄い剣幕で睨まれた事があります。

上の子の幼稚園の学習発表会の時に、座席指定の保護者席に座っていると、ベビーカーを持ち込み「隣の席の人が来てから畳もう」と、自分たちの隣の座席の前に赤ちゃんを乗せたベビーカーを置いた、私たちの前列の保護者を見た時には閉口しました。

冬場、雪国では車道が優先され歩道の除雪は後回しになります。自転車や高齢者は雪のない車道を通るのが通常で、その時の私は足首まで雪で埋まる歩道を長靴で歩いていました。そんな除雪されていない歩道をベビーカーで進もうとしてタイヤが雪に阻まれ真っ直ぐ進めず苦労していた女性の姿を目にした時は、何もこんな日にわざわざベビーカーを使わなくても…と心底思いました。
複数の足跡ででこぼこした雪の上をがたがた揺れながら進むベビーカーに乗せられた赤ちゃんが脳震盪になりはしないか、他人事ながら肝を冷やしたものです。歩道がそういう状態の時に高齢者の手押し車は車道を行くのだから(田舎ルール)、ベビーカーも車道を歩けば良かったのに。

「抱っこ紐を駆使して周囲に迷惑を与えないようにした自分、偉い」
というより、ベビーカー持ちの人の周囲への配慮の足らなさ、考えの甘さが抱っこ紐使いには目に余りました。
もちろんどちらも赤子連れなので、ただでさえ周囲に迷惑をかけがちなのに。

その一方で、私の友人のようにいつも周囲にぺこぺこしながら腰の低いベビーカー持ちの方もいます。

「NON STYLE」の石田明氏の奥さまのように双子の場合はベビーカー使用は仕方ないとして、腰痛持ちのせいで抱っこ紐が使えない方がいらっしゃるのは分かります。
ただ、子どもが乗るのを拒否したからと荷物置き場にして放置している人の気持ちは私には分かりません。


ベビーカーが悪いのではない。
使っている人が問題なのだと分かっています。
これは車椅子でも同じで、やはり横柄な態度の方はどこにでもいるものです。
目に余るベビーカー使用者はおそらく少数のはずなのに、その人たちの悪印象が目立つせいで大多数の謙虚なベビーカー使用者まで悪い印象を持たれてしまっているのが現状だと思います。
石田氏の奥さまに注意した女性は最初からベビーカーに良い印象を持っていなかったのでしょう。

子育て中は自分たちの事で手一杯で周囲への配慮が行き届かない事を当然だからと甘え、驕ってはいないか。
人の振り見て我が振り直せを教訓に、ベビーカー問題は蚊帳の外の気持ちで見守っています。



あとベビーカーを不快と感じる人は上流階級が使う「気取ったアイテム」と思うやっかみもあるのかも知れないなと気付きました。