xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

【映画ちびまる子ちゃん】おかあさんは大変

先日テレビ放映された「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」の感想です。

まる子の同級生である花輪くん(お金持ち)の家にホームステイに来ていた外国の子ども6人のうち、イタリアの少年1人を日本の生活を満喫してもらう為にさくら家で受け入れて欲しいと言われた まる子の母、すみれ。
自分が母親であるせいか映画を観ている間、これが自分ならと、まる子の母親の目線で映画を観ました。


まずホームステイ受け入れで気になったのは食費。花輪くんの家と違い一般家庭である我が家では、食事をする人数が1人増えただけで家計に打撃を受けます。それが一週間以上の滞在となると、ホームステイ後の日常に戻ってからの食費のやりくりが大変そう…
また食事内容にも気を使います。やはりお客さまには見栄をはって、普段食べている物よりは少し良いものを、そして品数も多く出したくなります。ただでさえ毎日のメニューを考えるのも億劫なのに、外国からのお客さまに出すメニューには相当悩みます。一度くらいは納豆や生卵を日本の食文化だからと出してみても、外国の方ですから食べられない事を想定して他のおかずも用意しなくてはなりません。
すみれさんはイタリアから来た少年の初回の食事にスパゲティーを出しましたが、その選択は なかなかのチャレンジャーだと思いました。相手はパスタの本場から来た子ども、「こんなのはパスタじゃない」などと貶される可能性も考えられたのに。

玄関で花輪家の執事にイタリア少年の受け入れを頼まれて断り前提で戸惑っていたら義父がほいほいホームステイを許可した点も、私なら許せない。義父は「自分がイタリア少年の世話をする」とは言うものの、家庭を回しているのは私である。自分は何もしないのに、友人である執事に良い顔をしたいが為にイタリア少年を受け入れると宣言した義父。誰が布団を用意し、洗濯をしてやり、食事を作ると言うのか。ここは最大のもやもやポイントでした。義父の無責任な発言に怒らないとは、すみれさんは何て「出来た嫁」なのだろう。

食費に関しての気掛かりはまだあります。途中、外国から来た子どもたちと受け入れ先の子どもたちが花輪家より招待を受けて京都大坂へ一泊旅行に出掛ける事になりました。
行き先が京都と大坂に分かれた事により自分の子どもだけではなく、引率として義父も旅行に着いて行く事になりました。
当然旅行先でも食事を摂ります。外国から来た子どもたちに自分の分は自分で払えなどとは言えません。日本人の子どもたちもまだ小学三年生、支払いは大人がする事になるでしょう。
全員が同じ行き先ならば花輪家の執事が人数分の食事代をまとめて支払いをしてくれたのでしょうが、行き先は京都と大坂との二つに分かれ、だからこその引率役として義父が行くのです。自分の子どもが行く大坂チームには大食漢の男児が二名。果たして義父にはいくら持たせれば間に合うかという心配もしなければなりません。
花輪家執事の事ですから「支払いはこのお金で」と事前に義父に現金を渡してくれていたかも知れませんが、ある程度の金額は自分でも持って行かなければならないでしょう。

宿泊費に関しては花輪家が予約の際にホテル側との事前のやり取りで義父たちに請求はされないよう手続きをしてくれたかも知れませんが、それにあぐらをかいて、宿泊費は持って行かない、という選択をする訳にはいきません。
仮にも引率役として旅行に参加する立場なのですから、義父には不測の事態に備えて全員分の食事代と宿泊費を余裕で賄えるだけの現金を持ち合わせて頂かなくてはいけません。それを義父の年金から用意しろ、とは嫁からは言えませんので、一時的にずいぶんな金額を家計から出す事になるでしょう。
また仮に義父が大坂チーム分の食事代や宿泊費を立て替え、後日花輪家が立て替え分の金額を渡そうとしてきても、ええかっこしいの義父はそのお金を断る可能性もあります。そうなれば家計は大打撃です。

また花輪家には外国からの子どもたちの歓迎の時と送別の時に自分の子どもも立食パーティに呼ばれています。更には外国から来た子どもたちの帰国の際に見送りの為にと花輪家は羽田空港まで貸し切りバスを用意してくれ、そこにも自分の子どもと義父が同乗します。
こんなに子どもがお世話になって、いったい花輪家にどのようなお返しをすれば良いのか!


私は上の子と同じクラスの子の親御さんから下の子にとお下がりの衣類を頂いた事があります。しかしお下がりと言ってもほぼ新品だった事もあり、市販のお菓子をお返しにしようとしても、その金額に悩んだものです。
結局はその服を店で買ったらこのくらいか、という憶測で金額を割り出し、その金額を少し超える分のお菓子をお渡ししました。相手からは恐縮されましたが、それは言葉通り「え、こんなに(驚)」だったのか「ばーか、あの服は本当はこんな金額じゃ買えないのよ、まぁお下がりだからこんな程度のお返しで良いかと思ったのかしらね」だったのかは今でも分かりません。

お金持ちの花輪家にとって旅行代や立食パーティ、バスのチャーター代など大した負担ではないのだろうとは思うのですが、「お金持ちなんだから花輪家には奢られて当然」という気持ちに親がなってしまっていては子どもの教育によろしくありません。
かといって菓子折り程度では対価として軽すぎるし、我が子にしてくれた事と同等のお返しをするなど一般家庭には到底出来ません。
花輪家のような家庭が我が家の近くになくて本当に良かったと映画を観ていてつくづく思いました。


子どもの頃には想像もしていなかった、保護者同士のお付き合い。「ちびまる子ちゃん」を観ていてこんなにハラハラする日が来ようなどとは思っても見ませんでした。
私自身は母親になってまだ数年。こんな心配事が今後何年も続くかと思うと、親業は本当に大変です。