xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

気になる、その形

タイトルに期待し、記事を読んだら我が子は対象外と知りがっかりしました。


乳幼児の頭蓋骨変形へ新治療法 岡山大病院、データ活用し微調整

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00010000-sanyo-hlth

 岡山大病院(岡山市)は、病気で変形した乳幼児の頭蓋骨を、手術で丸みを帯びた自然な形にする新たな治療法を確立した。同じ年代の標準的な頭の形を、コンピューター断層撮影(CT)などの画像から国内で初めて統計的に導き出しており、そのデータを活用する。昨年4月に始め、これまで男女5人全ての患者で求める形を実現した。


赤ちゃんの頭の形の良し悪しは多くの親が気になるところだと思います。特に産院では生まれたての姿を見比べられるため、帝王切開で産まれた赤ちゃんの頭に比べると、経膣分娩で産まれた赤ちゃんの頭は長細い印象でした。どこかのインターネット掲示板では吸引処置で産まれた赤ちゃんの頭がトウモロコシのようで恥ずかしかっただの、赤ちゃんを見に来た人が「頭の形が変、奇形児だった」と言いふらしていて悲しかっただのという話を読んだ事があります。
赤ちゃんの頭を丸い形にすべく様々なグッズがあり、ドーナツ枕はその筆頭です。中にはより確実に丸い頭部を作るべく、ヘルメット治療を行う人もいます。
ヘルメット治療とはオーダーメイドの「リモルディングヘルメット」を用いて頭蓋の形状を誘導する治療法だそうです。私は有名人が子どもに処置した事で知りましたが、アメリカなどでは歯の矯正を行うのと同じ感覚で実施しているようです。つまりは親の務めだと。

私は上の子の時にはドーナツ枕を使用しましたが、次第に寝相が悪くなり頭がどんどん枕から逃げてしまう為1才を前に使用を諦めました。結果的に寝る向きが固定されなかったおかげで頭の形はそう悪くはないと思います。どんなに頑張ってもアジア人の頭蓋骨の後ろ部分が絶壁気味になるのは人種の特徴らしいとどこかで読みましたし、何より女児のため髪の毛で誤魔化せるので気になりません。

問題は下の子です。下の子である息子の時には母乳の分泌が良く、第二子で手の抜きどころも覚えた為、夜間は殆ど添い乳でやり過ごしました。おかげで気が付いた時には左側の頭の形がぺったんこ、それからは右側が下になる向きで添い乳をするようになりましたが、上から見ると何だか歪んでいます。夫の家系は男女とも髪が薄く、私の父方祖父もハゲ。息子が高齢になった時に髪が薄くなるのはほぼ確定しているというのに、最も目に留まる頭の形に気をつけてあげられなかった事を後悔しています。
芸能人が子どもの頭の形の治療をしていると知った時にヘルメット治療に興味を持ちましたが、こんな田舎で実施したら注目の的だと断念しました。何しろ私の子ども時代には歯列矯正をしていた子が気持ち悪いとイジメの標的にされたくらいの田舎です。常時ヘルメットを着けている子を連れていては後ろでヒソヒソ噂されるのは必須でしょう。

そこで冒頭の記事を見つけ、いびつな形の頭に、良い治療方法があるのかと期待したのですが、この記事での治療の対象は「頭蓋骨縫合早期癒合症」と呼ばれる病気の子どもだと記されており落胆しました。
病気のせいでいびつな頭の形になってしまった子どもの治療が可能になったのは大変喜ばしい事なのですが、我が子が対象になるようなお手軽な処置の話題ではない事が残念でした。

その一方でこのような記事も見つけました。


赤ちゃんの頭の形にまつわる【ウソ・ホント】に答えます!

https://www.mamatenna.jp/article/72814/

「2013年にカナダで行われた調査では、赤ちゃんの45%に頭の変形があると言われています。 2012年のアメリカでの調査では、12-17歳の頃には頭の変形がある人は2%になるという結果が出ている。頭の形の左右差は徐々に目立たなくなるものなのです。ただし、頭の形は3歳くらいまでで一気に形作られるため、大きくなってから形を直すことは難しい。頭の形の変形の度合いが大きいと感じたら、できるだけ早めに受診することをおすすめします」

そう上記の記事で話したのは「国立成育医療研究センター」副院長で、「形成外科・赤ちゃんの頭のかたち外来」の医師でもある金子剛先生で、どうやら頭の形にそんなにこだわらなくても、成長とともに目立たなくなるという事のようです。
起きている時間が長くなれば頭の形の左右差は次第に目立たなくなる。
その話の通りになる事を期待します。