xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

憧れる「丁寧な暮らし」

近年SNSや雑誌、テレビなどで「丁寧な暮らし」が礼讃されています。丁寧な暮らしとは昔ながらの少し手間のかかる生活をする事。NHK「猫のしっぽカエルの手」のベニシアさん、同じくNHK「やまと尼寺 精進日記」の尼僧たちのような生活で、例えば毎朝雑巾がけをする、自家製味噌を作り、子どものおやつは手作りクッキーなどの暮らし方です。母乳育児に憧れるのも免疫の面だけでなく、そうしたナチュラルライフへの憧れが影響しているのかも知れませんが、育児中に憧れる「丁寧な暮らし」とはやはり、布おむつ育児ではないかと思います。

f:id:xharuko:20181015092233j:plain


かくいう私も布おむつ育児に憧れた一人です。第一子妊娠時に成型の布おむつを購入し、我が子の寝ている姿を横目に汚れたおむつを手洗いし、干す自分を妄想していました。結果的に紙おむつの便利さの前に憧れは霧散しましたが、こちらの記事を読んで出産前のワクワク感を思い出しました。


おむつは紙と布、どっちを選ぶべき? メリット・デメリットを助産師が解説

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181011-00002356-tamahiyo-life


この記事へのコメント投稿者には、私が憧れた布おむつ育児を実践された方が何人もいらっしゃいました。
中には普段は布おむつ、外出時や夜間は紙おむつと使い分けた方もいらっしゃいます。私も完全布おむつ育児には挫折したものの、せっかく買ったのだからと布おむつと紙おむつ両方を活用しました。布1:紙9くらいの割合ですが。

紙おむつのメリットは何と言っても後始末の簡便さと調達のしやすさ。デメリットは費用が嵩むこと。おむつかぶれが心配という声もありますが、日本製の紙おむつは中国からも買い占めに来るという程に良質な為、体質に依るかとは思いますが、我が子は二人ともかぶれた事はありませんでした。
おそらく紙おむつでかぶれた、という人は長時間同じ紙おむつを着けたままにしたせいではないかと思います。何しろ最長12時間安心!という謳い文句ですから。

布おむつのメリットは何度も洗って使用するので初期費用だけで済む事。デメリットはいちいち洗わなくてはならない事と、おむつカバー内部でおむつがズレると漏れる事です。
私が布おむつ育児を諦めた最大の理由がこの「洗わなければならない手間」でした。

乳児期のうんちはゆるく、ねっとりとした感触です。そんなうんちは布おむつからなかなか離れない為、トイレにうんちだけをぽとんと落とす事は困難です。従って洗い桶を使って水に浸し、うんちを落とす予洗いをする訳ですが、我が子のうんちとは言え、うんちが溶けた黄色い水に手を入れるのは平気でも、それを家族が歯磨きをする洗面所にそのまま流すのには抵抗がありました。そこで洗面所とトイレの往復をする事に。
赤ん坊の機嫌が良い時ならばそれでも苦ではなかったのですが、我が子を泣かせたままにしてまで布おむつ洗いをする必要性に疑問を抱いたのです。しかもうんちは一日に何度も出ます。
我が子をあやしに行けばうんち付き布おむつを場合によっては数時間放置する事になる。洗面所に置かれたゆるゆるうんち付き布おむつから、うんちが流出するおそれがある。
その点、紙おむつはおむつ交換の際にくるっと丸めれば後始末の完了です。おむつ離れがしにくい形状のうんちの場合はトイレに流そうと努力する事もなく私は丸めてしまいます。メーカーの企業努力のおかげでおむつは丸めれば臭いも殆ど感じなくなります。更に言うなら赤ちゃんのおしっこは甘く優しい臭いで、うんちはヨーグルトの臭いです。使用済み紙おむつをパッキングする道具もありますが、私は使わなくても臭いが気になりませんでした。あとは可燃ごみの日までとっておき、当日ゴミ捨て場まで持って行けば良いだけです。

乳児期のうんちはミルク育児の場合は脂肪分の固まりのような粒が混じり少々臭いますが、母乳によるうんちはとろりとしたマッシュかぼちゃ入りヨーグルトのように甘酸っぱいものです。しかし離乳食が始まると少しずつ固形物も混ざり、大人のうんちに近くなってきます。
私は布おむつの予洗いを洗面所で行ない、うんちが溶けた水は洗い桶を持ってトイレに流しに行っていました。それは配水管内部にうんちが付着し、配水管を詰まらせる可能性を考えたからです。離乳食が始まると赤ん坊のうんちにも野菜の繊維など未消化の固形物が混じるようになります。それがいつか詰まりの原因になるかも知れないと考え、トイレにまでうんち水を流しに行くというひと手間を加えました。

何度もトイレにうんち水を流す手間、予洗いした布おむつを水に浸して洗濯機を動かすタイミングになるまで何枚も保管しておく手間と周囲への湿気、冬場の水の冷たさ、手荒れ、水道代、ただでさえよだれや吐き戻しなどで洗濯物が多いところに布おむつを広げて干す場所も必要となり、おまけに天気が良くないと布おむつが からっと乾いてくれない事もストレスになりました。
布おむつが濡れてもすぐに気付いてあげられず、おむつカバーの内部で濡れた布おむつが寄れておしっこが漏れ、洗濯物が増える事。あるいはおしっこをしていないか頻繁におむつの確認をしなければならない事。おむつが濡れて気持ち悪いとは我が子は泣いて教えない子だったので、何度も無駄におむつカバーを開いては閉じ直すを繰り返しました。
そうしてこれらの手間の前に私は布おむつ育児を諦め、以降は翌日も晴天の予報の日、我が子のうんちが一日に1、2回程度になり、その日の排便が済んで後はおしっこだけになりそうな日中時の1~3回分のおむつ交換時にだけ布おむつを使用するようになりました。
せっかく探してまで購入した布おむつ自体が勿体なかったからです。

その後、我が家で布おむつの頻度が上がるのはトイレトレーニングを始めようかという頃になってからでした。その頃になると我が子との言葉での意思疏通ができ、うんちも大人と同じく固形になりトイレに落としやすくなっていたからです。
繰り返しになりますが紙おむつのデメリットは費用が嵩むことです。赤ちゃんの成長とともに紙おむつのサイズは大きいものにシフトさせていきます。サイズが大きくなる度に1パックの内容量が減り、新生児サイズでは100枚は入っていたパックも同じ価格でLサイズでは60枚程度になります。パンツ型のおむつの場合は更に少ない枚数しか入っていません。
そんなLサイズの紙おむつを使用するまでに子どもが成長したならば、いよいよ布おむつの本領発揮です。
布おむつ最大の敵だったゆるゆるうんちが固形うんちになり、子どもが自分から「おむつが気持ち悪い」と表現できるようになるタイミング。我が家では第二子が間もなくそのタイミングに入りつつあります。

第二子が幼稚園に入園すれば、これまで専業主婦だった私もワーキングマザーになる予定です。憧れの「丁寧な暮らし」を送れる最後の好機のつもりで、第二子の布おむつでのトイレトレーニングに挑戦する予定です。