xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

子どもは二人が至高らしい

独身の頃は「結婚は?」
(いい年して結婚もしないなんておかしい)

結婚すると「子どもは?」
(子どもを産まないなんて女じゃない)

一人目を出産すると「二人目は?」
(勿論二人目も考えているのよね?)

男性の場合は結婚さえしてしまえばこうした責めるような質問からは逃れられます。それは妊娠は長らく女性の問題とされてきたからで、なかなか妊娠しないのは「畑(女性)が悪いから」というのが世間の認識だったからでしょう。今は男性不妊という言葉も耳にするようになりましたが、それでもなお不妊の夫婦では女性の方が多く責められているような印象です。
では子どもを産めば余計な質問からは逃れられるかというと、ここで「二人目は?」攻撃がくるのです。

女性の多くは1つクリアしても次から次へと襲いかかるこうした質問にうんざりしているかと思いますが、このような圧力を強気ではね除けられるようになるのが子どもが二人いる段階になった時です。子どもを二人連れていると、誰も責めるような質問をまずしてきません。
では三人の子どもがいる女性はというと、近頃は三人目の妊娠報告を受けると若干引かれ気味になるらしいとは、妊娠出産育児の投稿が多く寄せられる【ゼクシィBaby みんなの体験記】https://akasugu.fcart.jp/taikenki/
(少し前までは「赤すぐ」という名称でした)というサイトで読んだ事があります。
一組の夫婦が子どもを三人設けないと少子化は止まりません。にも関わらず子育て世代からは「え、三人目?」と引かれてしまうのだそうです。
私から言わせれば子どもを三人連れている女性は神です。我が家は子どもは二人と決めていますが、それはひとえに家計の問題なので、三人のお子さんを連れているママさんを正直羨ましく思います。


ところが。
子どもを三人連れている女性が児童館への入館を断られたというニュースが入りました。

熊田曜子 3人育児で児童館断られ「まさか」 代案も拒否され…

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181104-00000142-dal-spo


3児のママであるタレント・熊田曜子(36)が4日、ブログを更新。5歳、3歳、4カ月の女の子3人がいるが、この日、墨田区の児童館に連れていったところ、厳格なルールで断られ、中に入れず、ショックを受けたことを明かした。

雨が降っていたため、子供3人と墨田区東向島児童館分館へ行った熊田。この児童館は時間制で、事前チケットを取るシステムで、順番がきて中に入ろうとしたところ、入り口にいるスタッフから「お子さんは3人ですか?大人1名につき、子供2名までなのでは入れません」と断られたという。


熊田さんのお子さんは5歳、3歳、4ヶ月。4ヶ月の子は抱っこ紐に入れていてもきちんと一人とカウントされ、入館出来なかったそうです。
上の二人は女の子で、三人目は抱っこ紐から出さないとなると私なら「大目に見てよ」という気持ちになってしまいますが、「大人一人が面倒みきれる子どもの人数」として大人1名につき子供2名まで、という規定が出来たのだろうという事は想像できます。女の子にも物静かな子もいればヤンチャな子もいますし、男の子二人が共に元気いっぱいなら大人一人では面倒みきれない事もあるかと思いますが、一度例外を認めてしまうと際限がなくなってしまうので、入場人数にこうした厳格な規定が設けられたのでしょう。
中には施設に入ってしまえば安全だからと子どもから目を離し大人同士で固まっている人たちや端でスマホ操作をしている大人もいるでしょう。そういう保護者対策で入館する子どもの人数を制限しようと仮に大人1名につき子ども1名の利用にした場合、あまりにも厳し過ぎて殆どの方が利用しにくくなってしまいます。そこで施設側が許容できる人数として「大人1名につき子供2名」としたのだとも思います。
熊田さんが利用しようとした児童館は記事に寄せられた一般の方からのコメントによると「普通の児童館ではなく、保護者と一緒に思いっきり遊ぼうみたいなコンセプト」なのだそう。時間制で整理券も必要な施設のため、多くの人がイメージする児童館とは一線を画する施設だったようです。

記事のコメントには「少子化促進の為に作ったんでしょうかね?」「出産抑制キャンペーン」などとも書かれていました。少子化を止める三人目の子どもを連れた人が利用を断られてはそう思われても仕方がない反面、子どもを放置するなどルールを守らない利用者の対応が施設側にとってこれまでいかに大変だったかもうかがい知れます。
子どもは一人産んだだけではまだまだ社会から責められ、三人では利用できなくなる公共施設がある。我が家の軽自動車は定員四名なので夫婦が乗れば残りの座席は二つ。私の腕は二本なので、何かあれば幼児の我が子を抱えて走れるのも二人まで。

やはり子どもは二人が至高なのかも知れません。