xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

子どもは静かに溺れる

この記事を読んで「子どもは静かに溺れます」という有名なツイートを思い出しました。

【閲覧注意】
不意に見たら叫ぶレベル お父さんがお風呂で出くわした光景が恐ろしい

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181117-00000035-it_nlab-life


こちらのニュースの画像を見た瞬間に私は呼吸が一瞬止まりました。人形がお風呂に入っているだけの画像なのですが、ホラー的要素というよりも事故現場を目の当たりにした時の恐怖が襲ったのは私が育児中のせいだと思います。

そして脳裏によぎったのは長野県佐久市の小児科医の方々が注意換気を行ったツイートです。

「子どもは静かに溺れます」医師が注意喚起

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170929-00010003-bfj-hlth

溺れている子ども、というものを想像した時には殆んどの方が「水中に沈むまいとバシャバシャ水しぶきをたてている様子」を思い浮かべるかと思いますが、実はそうではない事を世に知らしめた有名なツイートです。本当に子どもが溺れる時は静かに沈み、何が起きたのか本人にも分かっていない状態になるのだそう。
それは本能的溺水反応といい、実際にそれを目の当たりにした方がツイートを行った「教えて!ドクタープロジェクト」のリーダー、坂本昌彦医師。坂本医師が1歳3ヶ月の息子さんと入浴した時に自分が先に脱衣所に行き、ふと浴槽を見たら息子さんがお湯の中で目を開けて沈んでいたのだそうです。
溺れそうな子どもが「あっぷあっぷ」したり「バシャバシャ」したりするのはフィクションの世界だけ。これは日本の医学会ではあまり知られていなかった事らしく、多くの人の目にとまるよう坂本医師らがTwitterで注意喚起をするに至ったそうです。
自身に何が起きたのか理解していないまま目を開けて水の底に沈んでいる。冒頭で挙げた人形の様子はまさにそれに該当しました。

ところで、大人一人で乳幼児二人の入浴をさせる際、我が家は以下の方法で乗り切ってきました。

■下の子がねんね期、上の子が3才の頃
下の子と私が入浴し、脱衣所に設置したバスタオルを敷いた座布団にタオルでくるんだ下の子を寝かせ、私がバスローブを着る。リビングに移動し下の子に服を着せて風呂上がりの授乳。そのまま下の子は寝てしまうのでリビングに寝せ、上の子と一緒に私がもう一度入浴する。

■下の子がつかまり立ち期、上の子が4才の頃
三人で一緒に入浴し、下の子にバスローブを着せたら私もバスローブを着て風呂から出る。上の子には風呂の中で歌を歌っていて貰う。下の子にリビングで服を着せたら浴槽にいる上の子を迎えに行く。

■下の子が自由に一人歩きをする頃
私は服を着たまま下の子を風呂に入れる。下の子に服を着せたら今度は上の子を風呂に入れる(まだ浴槽を一人でまたげない)。上の子が服を着たのを見届けたら二人がおもちゃなどで遊んでいる間に私が一人で入浴する。

脱衣所が廊下との区切りがない間取りだったので秋~春先まで衣服の着脱はリビングで行ない、バスローブが大活躍してくれました。入浴方法はどうする事がベストだったかは分かりませんが、今思えば上の子を一人で入浴させたままにしている時間があった下の子のつかまり立ち期間は、上の子の水の事故の可能性が一番高く危険な状態でした。
子どもにはいつどんな事故が起こるか分かりません。「子どもは静かに溺れます」ツイートを知ったのはそれから後の事だったので、冒頭の記事の人形の状態に上の子がならずに済んで本当に良かったと思いました。
溺水は命に関わります。どれだけ強調しても強調しすぎにはならないので、最後にもう一度。

水に沈んでいる「人形」は赤ちゃんかも知れない。怖がっている暇なんてありません!