xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

黒い乳首はステータス

「女子力」という言葉がいつのまにか定着しました。
「女子力高(たっか)ー!」とはその人の女子力を単純に賛美している時もあれば、「お前オカンかよ」という揶揄になる時もあります。

家事能力が高い事、美意識が高い事、気配り上手な事など「女性に持っていて欲しい様々な力」の事をまとめて女子力と言うのだろうと思うのですが、そうした女性らしい能力を「女子力」と言うのであれば、私はマタニティの時期こそが、女性が最も女性らしい、女子パワー最大の姿だと思っています。
(女性ホルモン最大値の時期なのだから当然だ、女子力とはそういう意味ではないという批判はお受けします)


女性は妊娠すると出産育児に備えて、身体が色々と変化します。
その中のひとつが、乳首の色素沈着です。
妊娠すると一般的に授乳に向けて乳首が黒くなります。

赤ちゃんは生まれたての頃はまだ目がよく見えないそうです。
だからこそ母となった身体は赤ちゃんに対し栄養供給源はここだと、乳首を周囲より濃い色に変化させる事で吸い付く目標を定めやすくしているのだと思います。

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また乳首は黒ければそれだけ皮膚が丈夫になり、授乳しても切れにくくなるのだそうです。
そのあたりの事は以前に「授乳は織田信長とともに」というタイトルで書きましたが、授乳し続けていると乳房と乳首の間に亀裂が入る事があるのです。
下の赤い肉が見える程なので亀裂は真皮にまで届いているのでしょう。こうなると授乳はひたすら苦行となります。
休ませなければ傷口は癒えないというのに、数時間おきに数十分もの間引っ張られ続けるのです。その痛みは親指の間接部分を真皮が見える程切ってから曲げ伸ばしをしてみれば疑似体験出来るかと思います。


黒ければ黒いほど、強く、授乳に向いた乳首になるそうです。

黒い乳首は育児向きの乳首と言えます。

つまり乳首の黒さは母親レベルの高さを示し

ひいては女子力の高さを表しているのです!!!



下の子が2歳になろうとしている今、ふと産後すぐに撮影した授乳中の写真の自分の乳輪の色と現在とであまりに濃淡が異なる様に驚いた次第です。
今ではヌードモデルの人よりも薄くなってしまったのですが、これまであった筈の色素はどこから現れどこへ消えてしまったのでしょうか…


余談ですが妊娠中~産後しばらくはスネ毛が生えてきませんでした。
これも女子力の成せる業なのか。