xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

Eテレ凄い

出産してから何かとチャンネルを合わせる機会が多くなったEテレ(NHK教育テレビジョン)。朝の時間には短い時間で「にほんごであそぼ」「えいごであそぼ」「0655」「シャキーン!」「はなかっぱ」「デザインあ」「ピタゴラスイッチ」「コレナンデ商会」「みいつけた!」「おかあさんといっしょ」「パッコロリン」「いないいないばあ!」「オトッペ」といった番組が続き、テレビから聞こえてくる音で私が時計の無い台所にいても現在時間が把握できるという優れた番組構成になっています。
子どもの集中力は15分ほどで切れる為に短い時間の番組が続くのだろうとは思うのですが、だからこそ「サボさん(『みいつけた!』のサボテンのキャラクター)の声が聞こえるからまだ8時になっていない」と肌で時間が分かるのは朝の忙しない時間帯にはとても重宝しています。
そのような理由でテレビをつけると自然とチャンネルがEテレになったままなので、思わぬ番組にも出会えます。
先日の2018年12月3日には「ハートネットTV」という番組が放送されており、その内容に驚きました。
NHKで「処女膜」という言葉が放送されたのです。

10代~20代から寄せられた性についての疑問に真っ向から向き合った「ハートネットTV 教えて!性の神さま」は、私自身も知らなかった知識を得る事が出来ました。
「タンポンで処女膜は破れない?」という10代女性からの質問がありました。タンポンとは膣内に挿入して生理の血を吸収させる衛生用品です。番組では処女膜を図で解説したのですが、その場所は私が想像していた場所とは異なりました。
処女でも経血が体外へ流れ出て来るのだから男性向けエロ漫画で描かれているようなゴム蓋のような形状ではないのだろうなとは思っていましたが、私は心臓の弁のようなものかと思っていました。それは女性向けの作品にある「あんまり使っていないと(膣に)蜘蛛の巣が張っちゃうよ」という描写の方が正しく、網目のように多数の穴が開いているのだそう。
ではその場所はどこなのかと言うと、私はタンポンを挿入する位置の、更に奥にあるものだと思っていました。ユニ・チャームのタンポンは膣に挿入するパーツの長さも5cm程度、女性の薬指ほどの太さだったかと思います。男性器は長さが3cmあれば子作りが可能だと聞いたことがあるくらいですから、処女膜がそんなに奥にある訳がなかったのです。得意気にこんなブログを書いているというのに、自身にもあった器官の位置を私も知りませんでした。
タンポンで処女喪失になるか気になった方はぜひNHKのサイトで正しくお調べください。

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ユニ・チャームのサイトより)


視聴者の背後に誰が立つか分からないテレビという媒体を通して「ハートネットTV 教えて!性の神さま」という番組を放送する事には、「恥ずかしがっている場合じゃない、大事な事だからきちんと伝えよう!」という番組製作側の強い意欲を感じました。
書籍やインターネット上で公開しても、調べようと能動的になった人しか目にする事は出来ず、それでは従来と変わりません。だからこそ深夜でも早朝でもなく、夜8時台という時間に放送したのでしょう。Eテレは、知らずにテレビをつけた相手をこうして視聴者に取り込んでしまいました。

見逃した方には再放送も、番組内で紹介しきれなかった質問はインターネットでも公開されています。

NHKハートネット福祉情報総合サイト
https://www.nhk.or.jp/heart-net/oshiete-kamisama/


ハートネットTV 教えて!性の神さま」は、スポンサーの意向を伺う必要の無いNHKだからこそ放送できた内容かも知れません。他にも民放で放送したらスポンサーがつかないおそれのある、しかし興味深い番組が沢山あります。我が家の子どもたちは「おかあさんといっしょ」「いないいないばあ!」を見て育ち、「デザインあ」「ピタゴラスイッチ」「ミミクリーズ」が大好きです。

改めてもう一度。Eテレ凄い!