xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

専業主婦になって毎日ゴロゴロしながら子育てしたい

「専業主婦になって毎日ゴロゴロしながら子育てしたい」と発言する女子大学生が登場する記事を読みました。

若者がDA PUMP「USA」にポカンとするワケ
生活のバランスを崩してまでお金はいらない
https://toyokeizai.net/articles/-/233686?display=b

日本生産性本部が今年6月21日に発表した新入社員アンケートによると、「働き方は人並みで十分」と答えた新人が、過去最高の61.6%にのぼりました。人より猛烈に働いて秀でたい、平均よりたくさんお金を稼いで贅沢したいという若者は減っているのでしょうか? 『若者わからん!―「ミレニアル世代」はこう動かせ―』を著した博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平さんが、そんな話を若者たちに振ってみました。

こんな出だしから始まる記事は法政、明治、早稲田大学などの学生に座談会形式で話して貰い現在の大学生の仕事観を明らかにするという内容でした。
「専業主婦になって毎日ゴロゴロしながら子育てしたい」と発言した人は早稲田大学生の女性で、彼女の友人(商社の一般職と弁護士事務所の事務職しか受けていない就活中)の発言だそうです。そんな友人は結婚したらさっさと仕事を辞めて専業主婦になる事を望んでいるとの事。
そこでふと思いました。
専業主婦になって毎日ゴロゴロしながら子育てできる女性になるにはどうすれば良いのかと。


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現在専業主婦の私は確かに彼女の言う通り「毎日ゴロゴロしながら子育て」していると思われている人間ですが、もしかしたら彼女が期待している程のゴロゴロは出来ていないかも知れません。
こうして文章を書いている時間は子どもの寝かしつけ中で、添い乳で子どもを窒息死させない為に自分が眠らないよう行っています。ネットサーフィンやゲームをしていてはデータ使用量が無駄に逼迫してしまう為、主たる目的は時間潰し、後はネットで見つけた記事についてのツッコミおよび愚痴吐きです。書いているのは午前1時や午前3時、午前5時あたりで、スマホ内データをすっきりさせる為に完成している文書を月曜日にまとめて投稿しています。卒乳していないせいか2歳になるのに下の子は2~3時間おきに私の乳に寝ぼけながら吸い付いてくるので、その度に私の睡眠は中断され文章が作成されるのです。


なんにも分かってない…! 育児中「イライラした夫の発言」5選

https://trilltrill.jp/articles/1094873

「昼寝できていいねって言われたけど、あなたはそりゃ夜にたっぷり寝ているからね? 私は夜中に何度も起こされているんですけど? お前の睡眠時間と一緒にすんな!」(31歳/証券会社/女性)

とあるように、子育て中の昼寝は夜間に十分な睡眠がとれていない為の補填です。そして昼寝は子どもが一人目の時だけに行える貴重な行為で、二人目以降になれば上の子どもたちの相手をしなければならなくなるので子どもと一緒に昼寝だなんて出来なくなる人が多いのではないかと思います。またせっかくの昼寝も子どもの都合で起こされますし、中途半端な昼寝は夜に自分が寝られる条件が揃っていても寝付けなくなるという副作用をもたらします。
毎日ゴロゴロしながら子育てをするには、一番下の子どもが夜間にしっかり寝てくれるようになる3歳あたりにならないと実現は難しいかと思います。

一番下の子が満3歳になり幼稚園やこども園に入園すると専業主婦は一気に楽になるかと思います。しかしそこに訪れるのが幼稚園の役員という役割です。専業主婦ならば介護をしている場合以外はまず保育園には入園させられないでしょう。延長保育を行う幼稚園、そして保育園機能を併せ持つこども園に子どもを入園させると、子どもの同級生の保護者には共働き世帯だという人も出てきます。
我が子が通う幼稚園の役員決めは、仕事を持っている方や下に未就園児がいる方、介護などがある方と妊娠中の方は最初から候補から除外されます。すると入園児より下に子どもがいない専業主婦は役員にならざるを得ません。
我が子の幼稚園で一般の保護者が役割を持つ行事は年間で2回しかありませんが、役員ともなると運動会などの行事でのリーダーの役割や学習発表会(文化祭のようなもの)の子どもたちの衣装の着付けや舞台装置の移動の手伝い、餅つき大会やカレーパーティーなどの調理実習の下ごしらえなどに駆り出されます。
私は下の子がいるおかげで上の子の幼稚園の役員決めの際に候補者から除外して貰えましたが、末っ子である下の子が入園した際にも専業主婦のままでは私は役員の筆頭候補者になります。子どもが小学生になれば専業主婦はPTA活動でも主戦力と期待されるでしょう。
通常保育では幼稚園児も14時に帰宅しますので、その前にお迎えに行かなければなりません。小学生は低学年ならもっと早い時間に帰宅してきます。子どもに習い事をさせれば送迎が必要になりますし、サッカーや野球などのスポーツをやらせれば遠征にも付き合わなくてはならないと聞きます。専業主婦には専業主婦なりに役割が与えられる為、もしかしたら件の女子大学生が期待している程ゴロゴロしている暇は無いかも知れません。


在宅ワークなら子ども見ながらできるよね」という人へ 過酷な現実を描いたイラストに反響、作者に話を聞いた

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181215-00000006-it_nlab-sci


こちらの記事は子育てをしながらの在宅ワークは想像している以上に大変なのだと投稿し話題になった方を取材したものです。私も在宅ワークなら子育てと両立できるのではと期待した一人でしたが、実際に育児を経験してみるとママも外に働きに行く方がよっぽど楽なのではと思うようになりました。
専業主婦ならばテレビも好きなだけ観られるかと思いきや、子どもが小さければ録画しておいてもまともにドラマは観られません。純粋に観る時間がとれない場合もあれば、子どもの好みが出てきて「コレつまんない、他のが観たい」と言われて観られないという場合もあります。一台しかテレビが無い我が家では天気予報すら子どもの許可を得てから何とかリモコンのdボタン機能で観せて貰う時があります。
とにかく何やかんやと子どもに声をかけられ中断させられ、自分のやりたい事の時間はなかなか取れません。台所で料理を始めると子どもは私の足元におもちゃを持ってきて遊び始めます。在宅ワークも自分の趣味も、子どもが幼児のうちは難しいと覚悟しなければなりません。


専業主婦になって毎日ゴロゴロしながら子育てをするには、専業主婦と子どもたちを養えるだけの収入がある男性と結婚しなければなりません。その上で子どもが乳幼児のうちは仕事から帰宅した時に部屋が散らかっていても洗濯物が畳まれていなくても「育児で手一杯なんだな」と理解し文句を言わず片付けてくれ、朝食や夕食を妻が作れなくても「ぐうたらしている」などと思わず専業主婦の妻の分も自分で用意してくれる男性でなければなりません。あるいは家事をアウトソーシング出来るだけの収入がある男性と結婚する必要があります。また一番下の子どもが幼稚園に入園した後もゴロゴロしたければ、親世代とは別居をさせてくれる男性が配偶者であれば良いでしょう。
そんなハイレベルな男性の妻になる為には、自身もそれだけランクの高い女性であらねばなりません。
夢を見るのは結構ですが、夫となる男性にそれだけの条件を望むのであれば、妻となる自分もその男性に見合う条件の女性になる必要があると思います。その上で手に入れるのが「毎日ゴロゴロしながら子育てをしている専業主婦」という立場なのだと思いました。

夫婦が同年代の場合は女性の方が見た目の変化が早いので、夫となった男性に愛想を尽かされないように常に自己研鑽する事を考えると、案外ゴロゴロしている暇は無いかと思います。