xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

子どもは何をするか分からない

女児持ちの親にとってゾッとする記事を読みました。

入浴中、子どもの体内に…膨らむカプセルおもちゃに注意
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM2H4CDWM2HUTFL006.html?iref=sp_ss_date

 おもちゃのスポンジ入りカプセルが幼児の膣(ちつ)から体内に入る事故が起き、消費者庁は15日、保護者の目の届く範囲で遊ばせたり子どもの手の届かないところに保管したりするよう、注意を呼びかけた。

(中略)

 4歳の女児が入浴中に遊んでいたところ、保護者が気付かないうちに膣内に入ってしまう事故が起きた。出血やただれなどの症状が出たが、複数の病院を回っても原因がわからず、約5カ月後に全身麻酔の手術で摘出したという。

問題になった膨らむスポンジ入りのカプセル状の玩具と似ているものを、私は100円ショップで目にした事があります。
水に入れるとカプセルが溶け、大きく膨らむので水遊び時に面白そうだとは思いましたが、下の子がまだ小さく誤飲の心配があったのと、膨らんだら後はただのスポンジでしかないからと、これまで購入はしていませんでした。

体内混入の事故のあった親御さんはさぞかし心配したでしょう。早すぎる初潮はホルモン異常の大病だと思うし、下血であったならガンか何かかと疑います。それが複数の病院を受診しても五ヶ月もの長期にわたり原因が不明だったのですから、そのストレスはいかばかりか。
普通、小学生の女児が腹痛を訴えれば、もうその年齢から子宮外妊娠も可能性に入れるのだと聞いた事があります。対応が遅れれば卵菅破裂の大出血につながりますから、最悪の可能性から潰していくのだと。
四歳とは言え股間からの出血です。婦人科の受診もしたと思うのですが、経膣エコーでもスポンジは見過ごされてしまったのでしょうか。それともこの年齢で膣に何かが入ってるなどとは想像もしなかったので医師は検査もしなかったのでしょうか。女の子が五ヶ月もの間、どれだけ苦痛だったのだろうかと思うと、同じ女性としても本当に心が苦しいです。

子どもは大人の発想をいとも容易く飛び越えます。普通なら侵入を試みようと思う訳のない狭い隙間に入り込み、救出される子どもの外国のニュースもしばしば目にします。ビー玉があれば耳や鼻に入れてみたくなり、アニメキャラになりきってベランダから飛んでみたくなるものです。この先まで行ったら何があるのだろう。何かによじ登る子どもの目は、きっと光り輝いているのでしょう。限界がある事を知らず、自分の中に前例が無いので恐怖も無い。飽くなき好奇心が大事故に繋がるとも思わず、子どもたちは日々を過ごしているように思います。

大人はそうした子どもの好奇心を先回りし、安全対策を施さなければなりません。ベランダには物を置かない、風呂の残り湯は溜めておかない、家具の角は専用の道具でカバーする、乾電池の蓋ははずれないようにしておく。しかし、どれだけ大人が危険を先回りしても、その網をかいくぐるのが子どもというものです。
そんな子どもたちを安全に保護者に引き渡すまでしっかり保育して下さる保育士さんや幼稚園の先生は本当に素晴らしいと思います。


ところで、インターネット上の一般の方からのこの事故へのコメントでは、玩具が入ってしまった場所が場所だけにこのような憶測も書かれていました。


4歳でそんなところに入るとか気付く?
自分は中学くらいまで知らなかったよ。
なんか事件性を感じる。

水中では自然に閉じるので、ザバッと勢い良く風呂に入っても簡単には自然には入らない。
4才がそんなとこいじって、入る場所に気付いて入れるかなぁ?
なんか、母親の男か、年の離れた長男とかが幼エロでやったんじゃないかと邪推する。

うちにも4歳の女の子がいます。
お股に穴が空いているなんて発想ないと思いますよ。
邪推かもしれませんが自分も怪しいなと感じました。

スポンジのほうだって、お湯の中ではカプセルが溶けてスポンジが5倍に膨らむので、ザバッと勢い良く風呂に入っても簡単には自然には入らない。
それにスポンジが入っただけで出血というのも変

4歳の子どもが、自分の体の構造なんて知っているわけないです。
自然に入るものでもない。あり得ない。不自然です。

このおもちゃは浮きます。
普通は入らないでしょう。
4歳児って、自分では間違っても入れないのでは?

千葉県野田市で10歳の女の子が亡くなってから、体感的に幼児虐待のニュースが増えたように思います。
事故だと偽って受診し、実は虐待によるものでした、と判明したものもこれまでいくつかテレビで見た事があります。この件は本当に本当に、事故である事を願います。全身麻酔の手術でしかスポンジを取り除けなかっただなんて、自分の娘だったらと思うと恐ろしくてなりません。

二度とこのような事故の無いように、遊ばせる際には保護者は目の届く範囲にいるようにと消費者庁は注意換気をしていますが、目の前で飲み込んでしまっては防ぎようがありません。最初から、飲み込めそう、穴に入れる事を挑戦したくなるような大きさにこの玩具のカプセルを作らない事が大事だと思います。
小さな磁石の玩具を複数飲み込んで内臓に穴が開いてしまった子どもの事故も聞きます。子どもを子どもだと思っている間は、本当に身の回りのあらゆる事に注意が必要だと思いました。

かくいう私は小学生にして、父の車の灰皿に入っていたカラフルな香り玉を口にした人間です。入浴剤を食べたような感覚が長い間口や鼻に残り、それ以降は食べ物かそうでないかを一度疑ってから口にするようになりました。

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私が口にした時はタバコの灰を完璧に洗浄した後の、灰皿が未使用の状態で敷き詰められた香り玉で本当に良かった。父は安全対策としてそれ以降は香り玉を灰皿に入れなくなりました。父なりの車のお洒落をたった一度しかさせてあげられなかったと思うと申し訳ないです。
今はカラフルだったりシャイニーだったりするチョコレートが販売されていますが、売り場で見かける度にあの時の感覚が甦ります。
あめ玉は大丈夫なのに。