xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

夫が私より子ども優先…良いじゃない!

旦那よ、なぜ!? 子どもとの扱いの差にママが愕然とすること4つ
https://trilltrill.jp/articles/1175244

旦那さんの子どもに対する態度とママへの態度の違いに驚くことはありませんか? もちろん、子どものことを可愛がってくれるのはうれしいことですが、だからといってママへの態度が雑になるのはちょっと納得がいかないですよね。

こうした出だしから始まる記事に何ともモヤモヤを抱きました。
最初に紹介されていた例は

「娘が服を買うときは、『かわいいね~。似合ってる!』と言ってニコニコしているのに、私が服を買おうとすると『服なんていらなくない?』と、すごく嫌そうな顔をする」(20代・保育士)

というものでした。
子どもの服を選んでいる時に「かわいいね~。似合ってる!」と子どもに言ってくれる男性はパパとして最高だと思います。妻である自分には言ってくれない事に不満をお持ちのようですが、私は逆に、夫からいちいち私の服の事を言われたくはありません。
こちらの投稿者はモラルハラスメントで夫から生活費を渡されていないなどではない限り、自分の服は自分の采配で購入してしまえば良いと思います。保育士として働いているのなら、「服なんていらなくない?」と夫から言われても「仕事で必要なの! 勉強会だってあるし、謝恩会とかだってあるのよ!」と一蹴すれば良いのです。浪費をしていないかを見直した上で本当に必要な服だと改めて思ったならば、自分の一存で購入してしまえば良い。それで激怒する夫なら結婚生活自体を考え直すきっかけになるかも知れません。

マタニティ時期を除いては独身の頃に買った服だけで今のところ十分なので、ここ数年、私は自分用の衣類の購入はしていません。子どもの入園式も仕事着にしていたキレイ目スーツにコサージュを付けて出席しました。そんなものにお金を使うくらいなら子どもに美味しいものを食べさせてやりたいし、子どもの服や欲しがっている物をより多く買いたいからです。
そう考える最大の要因は自分サイズの服を見にお店に行っても心がときめかなくなってしまった事だと思います。一方で子ども服売り場は行くだけで心が踊り、財布さえ許せばどんどん買いたい衝動にかられてしまいます。暇潰しに覗く通販サイトも子ども服を見始めるとあっという間に時間が経過してしまいます。

記事とは逆に、そんな私に対して夫は不満に思っているらしく、何かと私の服や靴を買わせようと提案してきます(勝手には買って来ない)。しかしながら私はいま履いているスニーカーこそが、イヤイヤで暴れる2才男児を抱っこしている時でもするっと履きやすく脱ぎやすく、子どもを追いかけやすく、幼稚園の参観日などで保護者の靴をブルーシートに置く時にも、ボロボロなので絶対に間違えられるトラブルが発生しないので気に入っているのです。お洒落な靴は下の子が就学してから履こうと思っていますが、この履きやすさに匹敵する靴に出会えるかは分かりません。
夫の会社は私服出勤の日もあるので夫の被服費は必要経費だと思いますが、自分自身には新しい服の必要性を感じなくなってしまったのです。働きに出ればまた意見が変わるかと思いますが、今は自分には余分なお金を使いたくありません。
おそらく投稿者の夫は私と同じような考えの方なのではないでしょうか。サイズの変わらない自分たちよりも、日々成長する我が子を優先したいのです。

記事では他に、子どもと比べて妻を撮影する回数の少なさ、子どもには叱らないが妻にはすぐに文句を言う、子どもの学校の話はよく聞くのに妻の職場の話は真面目に聞いてくれない、という例が挙げられていました。
そんなに自分の写真を撮られたいものでしょうか?
私は夫が子どもの撮影をしていると嬉しいです。我が家では普段から私が撮影係なので、夫が仕事関連外のものを撮影する時はよほど心に響いた時なのです。それだけ夫の子どもへの関心の高さがうかがえるので、夫が子どもにカメラを向けている姿はとても微笑ましいと感じます。
大人は昨日今日で何かが変わるものではありませんが、子どもは刻一刻と成長し、どんな時でもシャッターチャンスです。私なんかを撮影する暇があるのなら子どもをどんどん撮影して欲しいです。

些細な事で叱られる子どもの方こそ見たくありませんし、妻の不備をすぐさま咎めるのは夫からの信頼の裏返しのような気がします。
女はマルチタスク、男はシングルタスクと言われる中で、自分の事でいっぱいなのに子どもの話に時間を割いてくれるなんて素晴らしいパパさんだと思います。妻の職場の愚痴なんて男性は聞きたくないと思いますし、報告したい事柄なら結論から言えば良いし、そもそも夫に自分の職場の何を話し、情報を共有したいのかが分かりません。逆に夫の職場の話をどれだけこの妻は聞き出しているのでしょうか。

子どもと自分への態度の差に不満を抱く妻もいるようですが、私は子どもと同等には扱われたくありません。夫婦は子どもを育てるというプロジェクトチームのパートナーなので、夫が見るべきなのは隣の私などではなく、子どもであって欲しいと思っています。
本当のチームワークとは誰かが遅れた時に全員の作業を止めて、遅れている作業を助ける事ではありません。時計の中の部品たちのように、それぞれが相手を信じ、個々に与えられた役割をきちんと果たす事こそが「チームワーク」だと言います。
子育てはまさしくチームワークであり、妻である私は夫と対等でありたいと思っています。したがって、子どもと同じ扱われ方をされた方が屈辱的だと私は感じます。
もしかしたら私のような考え方は少数派なのかも知れませんが、私は夫から、子どもと同じ庇護の対象と見なされるよりも、同じ立ち位置から子どもを見る相棒でいたいのです。