xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

有名人だからこそ

窃盗罪を「万引き」と言い換えるから罪が軽くなるような気がする。同じように、学校で起きた暴力事件などを「いじめ」とひとくくりにしてしまうからこそ、子どもの世界だけの問題のような気になってしまう。
巨人の岩隈久志投手の息子さんが学校で暴力を受けたそうです。子ども同士の事とはいえ、これはまさしく暴力事件であり、加害者と被害者が子どもだからこそ大人が介入しなければならない問題だと私は思います。
学校でのいじめは、いずれ私の子どもたちも加害者側にも被害者側にもなりうる問題です。私自身の勉強の為にも、ぜひとも問題解決の進展を公開し続けて頂きたいと思います。


巨人・岩隈久志投手、長男が受けた暴力行為を告発 「明日、嫁さんと一緒に学校に行ってきます」
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20190531-72048258-techinq

30日の『Hisashi Iwakuma(岩隈 久志)hisashiiwakuma_21 Instagram』によるとこの日、長男が通う学校の近くにいた岩隈久志投手の妻が同級生の女の子から連絡をもらい、急いで学校に向かったという。長男は一切手を出していなかったが、周りが止めるまで壁に押し付けられたり、背中に乗られ殴られたそうだ。暴力とは無縁な環境で育った長男は、大変なショックを受け涙を流していた。この事実を知った岩隈投手は、「明日、世界一イジメが嫌いな嫁さんと一緒に学校に行ってきます」と綴っている。

フォロワーからは「息子さんの勇気ある行動に感動しました」「立派な息子さんですね!!」「息子さんの行動、素晴らしいです」と称賛の声があがる一方で、「基本的には、学校、家庭でしっかりと話し合うことだと思う。腹が立つのはわかりますが、SNSで息子の怪我をさらして発信すべきでしょうか」「岩隈さんのような有名人がSNSでこのような投稿をするのは、少し疑問に感じました」といった意見も少なくない。また「岩隈さんのような有名人だからこそ、発信力があるから良いのです」との声もあり、コメント欄では意見が分かれている。

私は岩隈選手が社会への発信力のある有名人だからこそ、今回の暴力事件の解決までの流れを引き続き投稿して頂きたいと思っています。
おそらく加害者の保護者は被害者が岩隈選手のご子息だと知り、余計に低頭平身で来るだろうとは思いますが、今回の事件はあくまでこの学校で起こるトラブルの氷山の一角でしかないだろうと思います。岩隈選手のお子さんが庇わなければ、その暴力はクラスの女の子がそのまま受けていたでしょう。それだけの事をする加害者は、他にもトラブルを起こしているかも知れません。ならば学校や教育委員会は、どのように加害者を正しく導くのか、それを岩隈選手を通して世間に公表して頂きたいと思うのです。

子どもの世界に親の職業は関係ないのかも知れませんが、加害者は相手が有名人のご子息にもかかわらず酷い怪我を負わせたそうです。もしかしたら女の子を庇いにきたヒーロー気取りかと火に油を注いだのかも知れません。しかも自分と女の子の間に立ったのは男子の多くが憧れる、野球選手を父にもつ男の子です。いじめ加害者は家庭に何らかの問題を抱えている事が多いと聞きます。岩隈家への嫉妬もあって暴力がエスカレートしてしまったのかも知れません。
もし親の知名度が暴力事件に無関係だったとしても、当初の標的であった女の子がそのまま暴力を受けていようと、はたまた別の子が女の子を庇いに来ていても怪我を負う子は現れていたでしょう。
私の偏見かも知れませんが、有名人のご子息が通うようなきちんとした学校でも、暴力事件は起こりうるのです。ならば普通の子どもが通う学校でも起こらない筈がないのです。
今回は多くの目撃者がいたようなので事件の全容解明は容易いかと思いますが、学校でのいじめは目撃者がいない所ででも起こるものです。被害者と加害者、双方の主張が食い違った時の為にも、校内にも防犯カメラは設置しても良いのではないでしょうか。

岩隈選手の今回の事件のSNSへの投稿には賛否両論あるようです。確かに、有名人が知名度を利用して世論を味方につけた上で子ども同士の暴力事件の告発に学校に完全被害者の立場として乗り込むとあっては、余計に加害者の保護者は畏縮してしまうかも知れません。また、目撃者が面白がってあちこちに加害者の事を吹聴し、加害者側の情報がインターネット上に拡散されてしまうかも知れないからでしょう。
普通の会社員の子が被害者だったならば話題にもならない事件が、有名人の子が被害者となった事でマスコミに取り上げられ、肩身の狭くなった加害者家族がいたたまれなくなり、加害者の家庭環境の悪化を心配しているのだろうとも思います。
有名人が絡んできたからこそ学校も積極的にならざるを得なくなり、それを贔屓と思う人もいるかも知れません。
しかしそれでも、いじめを行うとこのような罰があるのだと子どもたちに知らしめなければならないと思うのです。

我が子を守る為に、親としてどう行動すれば良いのか。そして、加害者へ学校はどのように指導していくのか。今後の勉強にさせて頂きたいと思います。