xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

アプリ起動!?

先日、我ながらファインプレーだと思う動きが出来ました。寝ている最中、かすかに娘の声が耳に届いて起きたのです。
我が家はまだ上の子も幼稚園児なので、同じ部屋に布団を並べ、夫婦と子ども二人が四人並んで寝ています。下の子が赤ちゃんだった頃には上の子もまだ幼く、私の髪の毛を掴んでいないと眠れなかった為に私の左右は子どもたちに挟まれていたのですが、年長さんになってからの上の子は私から少し離れ、今は端から順に上の子(娘)、夫、私と下の子(息子)の並びをしています。従って、私と娘の間には夫が寝ています。

その夜、寝ていると、かすかに娘の声で「鼻血でた」と聞こえました。その瞬間に私はぱっと覚醒し、箱ティッシュを取りに立ち上がったのです。時計を見れば午前1時半を過ぎた頃でした。
眠りに就いたのは前日の午後10時頃。丁度眠りが浅いタイミングになっていたので起きられたのだろうと思いますが、上の子の鼻血まみれの手を洗面所で洗ってやりながら、ふと「バックグラウンドアプリって、こんな感じの事…?」と、とある記事を思い出しました。


「なにもしていないのに疲れてしまう」育児の“悩み”を描いたマンガに共感の声が殺到
https://www.buzzfeed.com/jp/nozomiayabe/cork-backgroundapp

育児をバックグラウンドアプリに例えたマンガがTwitterで絶賛されています。「なにもしていないのに疲れてしまう」といった育児の悩みに共感の声が殺到。

共感の声が殺到、とありましたが、最初の読後は私がスマホに疎いせいか「バックグラウンドアプリ」という表現にピンと来ませんでした。しかし後になって読み返すと「裏で常に通信していて たまに確認するとめっちゃ容量使っててびっくりするアプリ」というものが、正しく「就寝中にも関わらず、子どもの一声でいきなり昼間のように行動できた自分」と重なっているように思えたのです。

子どもが授乳期だった頃の夜間は、赤ちゃんが身じろいだ瞬間にこちらの目が覚め、泣き始める前に対応を始めている事も多くありました。特に下の子はほぼ母乳だった事もあり、すぐに与えられたので、同じ部屋で寝ていながら泣き声を聞いていないせいか、夫は下の子には夜泣きどころか夜間の授乳も無かったとすら思っているような節があります。
今回の「鼻血でた」という上の子の声は、私を揺さぶり起こしながらではなく、呆然としながら自分の布団の中で言っていたようで、私がティッシュで鼻を拭ってやった時にも上の子は自分の布団に横になったままでした。思えば、就寝中に上の子が咳き込む音で目が覚め、私が風呂桶を用意した事で子どもの嘔吐物が布団に広がる事を防いだ事もありました。それもきっと、私のバックグラウンドアプリが起動していたからなのかも知れません。

しばしば赤ちゃんが夜中に泣いているのに寝たままのパパさんを苦々しく思うママさんの話を耳にしますが、この「バックグラウンドアプリ」は、機能するタイミングや方向性などが人によって異なるのかも知れません。ちなみに子どもの事を対応するのは我が家では私の役目です。専業主婦なのでそれに不満はありませんが、子どもがくしゃみをして鼻水を垂らした時くらいは「鼻水でてるぞー」と私に言うのではなく、パソコンから目を離して子どもの鼻水をティッシュで拭ってやれば良いのになと夫を思う時はあります。
育児は常に突発的な対応を求められます。日中も子どもの様子を見ながら他の事をしている為、常に子どもにアンテナが向かっているせいで就寝中にすら異変を察知するのかも知れません。

先日の鼻血の件では、上の子の対応をする為に私が布団から出ると程なくして、私がいなくなった事を察知して同じ布団で寝ていた下の子も起きてしまいました。普段なら自分が起きた時に近くに私がいないと泣く下の子ですが、今回は何事かを理解したのか、目を開けながらおとなしく布団の中にいてくれました。
夫はというと、寝室の隣にあるリビングで私が上の子の鼻血がついたパジャマを着替えさせていた所にのっそりと起きてきました。特に何を言うでもなく私たちの横を通って夫はトイレに消えて行きましたが、本当は私と同じようなタイミングで起きていて、自分の出る幕はなさそうだからと布団で待機していたが、私たちがなかなか寝室に戻って来ないので様子見をしにきたカムフラージュでのトイレだったのではないかと睨んでおります。家事育児は私に一任している手前、私の仕事を取らないようにしているというのは穿ちすぎでしょうか。

我が家は今のところ鼻血で済んでいますが、感染症の多い季節です。ご家族の体調不良に寄り添う皆様にお疲れの出ませんように。