xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

親バカが勧誘を撃退した話

先日、自宅にいた時にチャイムが鳴ったのでインターホンの画像を確認すると、私の母親ほどの年齢の女性の訪問客がありました。
心当たりの無い来客だったので「どなたですか?」と問うと、聞こえなかったのか、それには無言。まだ今の住居の近所の方を全員把握している訳ではないので、もしかしたら近所の方なのかなと思い、未就園児の息子をリビングに残し玄関を開けてみました。

落ち着いた服装をしていた女性は
「今度、勉強会があって、そのお知らせで小さいお子さんがいるご家庭を対象に今この辺りをまわっているんです」
とにこやかに微笑み、何か不安に思っている事はないかと質問してきました。
私はてっきり市役所から派遣された新生児訪問のような方なのかなと思い、玄関先での対応のまま、いま抱えている不安をその女性に打ち明けてみる事にしました。

私には未就園児の息子の他に、今年の四月に小学校に入学する娘もいます。先日の保護者説明会で、娘が通う事になる小学校の登校時間は七時四十分から八時の間と聞かされたので、その時間に娘の登校が間に合うかという不安がありました。また食べる事が遅く、苦手な食べ物がある娘は幼稚園でも既に給食が苦手になっているのに、小学校では食べる時間が二十分しか無いと聞いたので、ますます給食が苦手な子になってしまうかも知れない事が不安だとその女性に打ち明けました。
その他にも娘の小学校生活で心配な事をあれこれ話すと、何だか女性は困ったような表情を浮かべます。
「そういう不安ではなくて、何かもっと…」

そして何か諦めたのか、上品な女性は話を切り上げて帰ってしまいました。冒頭で話した「勉強会」とやらのお知らせの文書も、市発行の子育てアドバイスが書かれたパンフレット等も何も渡されませんでした。
一体何だったのだろうと疑問を抱きながら、娘が現在通っている幼稚園の未就園児教室の先生や知り合いのママさんたちに訊ねてみると、皆さん首をかしげる始末。そして先生がある事に気が付きました。
「もしかして、それ、宗教の勧誘だったのでは?」

なるほど!!

アウェイ育児(自分の知り合いのいない土地での子育て)や密室育児だと不安を抱えて鬱々としている方は多いかと思います。そうした方々の心が弱っている隙を狙っている人がいるのかも知れません。家に小さな子どもがいるかどうかは洗濯物を見れば一目瞭然です。おそらく洗濯物を目印に我が家も標的になったのでしょう。

私の子どもが通っている幼稚園には保護者が同伴であれば未就園児が遊べる部屋が平日は毎日開放されています。そこで会うママさんによると他の園にも同じように未就園児が利用できる場所があり、あるママさんなどは3園ほど掛け持ちをしているそうです。
初めての場所に行くのにはかなりの勇気が必要かと思いますが、育児に不安を抱えている方は特に、そうした施設やサービスをどんどん利用してみてはいかがでしょうか。園の雰囲気も分かるので、自分たちに合った園探しにも一石二鳥かと思います。
私自身が一人目の育児の時には夫の転勤の為アウェイで密室育児でしたので、その反省も踏まえて。