xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

せいりと男の子の話

1つ前に挙げた「せいりと内装具の話」に出てきた月経カップという生理用品についての記事を見つけました。

第3の生理用品「月経カップ」の魅力って?悩ましい期間が快適に激変!
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180727-00010017-shueishaz-life


日本の生理用品はナプキンやタンポンのシェアが大きいですが、海外では1930年代から使用され、現在では一般的な生理用品のひとつとなっている「月経カップ」。膣内にシリコン製のカップを挿入して経血を溜め、一定時間をおいて捨てて使い、カップ自体は繰り返し使用することができます。
従来の生理用品と比べ長時間使うことができ、装着して最大12時間まで連続使用が可能。1日の取り換え頻度が低いことで、運動や仕事を始め生理中の生活の不自由さを軽減してくれます。また、経血が外に出ないため、漏れやにおい、そしてかぶれの悩みからも解放される点も大きなメリット!そして、繰り返し利用できるためエコでコストパフォーマンスも高く、旅行時などもかさばらずに持ち運べる点も魅力ではないでしょうか。


…と、上記の記事で絶賛されている月経カップ
メリットが沢山ありますが勿論デメリットもありますので、生理用品に何を選ぶかは使用する本人の好みに任せるのが良いと思います。

さて、記事の中で気になったのは以下の部分。
記事を書いた方は月経カップは子育てママこそ使用するべきとおすすめしています。

そして、常々私を憂鬱にさせていたのが、生理時期に子どもをお風呂に入れること。
我が家は夫の帰宅が遅いため、日々のお風呂はほぼ100%、私ひとりで子どもふたりを入れています。お風呂中はもちろん、入浴の前後も試行錯誤の繰り返しで、Tシャツ・短パンで入れてみたり、先に入ってタンポンを使ってから子どもたちを呼んでみたり…どうやっても大変で、毎月本当に気が重い恒例行事です。
脱衣所で、こっそり置いていた生理用品を見つけ出した息子に「これ何?お菓子??」と追及されたり(私が隠しているものは大抵お菓子だと思っている、我が家の子どもたち…)、「お腹が痛いから、ママはあとでお風呂に入るね」と説明する私に「どうして毎日ずっとお腹が痛いの?治ったら入れるの?いつ?」と食い下がられたり…生理中に突然トイレのドアを開けられ、焦ってつい物凄い剣幕で怒鳴って泣かせてしまったこともあります。最近はちょうど、子どもたちの成長と共に悩ましいシチュエーションが増えてきた時期でもありました。

コメントのひとつに
「子供に生理中、トイレを見られたら怒らずちゃんと説明すればいいのに。
私はそういう時、子供にどうして血がでてるのか教えたけどな。」
というものがありました。

正しく私も同意見で、これは好機だと娘に性教育の一環として隠さずに説明しています。
あなたもプリキュア(女児向けアニメ)の歳(13~14才)くらいになったら始まるからねと言い、この血はお腹の中で赤ちゃんのベッドになるものだけど使わないまま古くなったから出てきている、毎月新しく作られては古くなると出てくるのだと説明しています。

問題は息子です。
息子は私が使用する時に一緒になってトイレに侵入して来ます。すると洋式便器のため息子の目の高さに装着した状態の生理用ナプキンが飛び込むため、嬉々として触ろうとしてきます。
現在息子は1才なのでもう少し大きくなってから娘にしたように説明するつもりですが、息子に対しては思春期に入る前あたりから、夫にも協力して貰い毎月一週間ほど体調不良アピールもする心積もりでいます。
そして生理を授業で学習したら、わざとらしいアピールは止める予定です。

生理期間中は腹痛に見舞われるなどの体調不良になる事を娘に言うと、ただでさえ自分もいずれ出血する身なのだという事にショックを受けていたようなので、実際に私自身の生理痛はひどい方ではない事もあり、娘には体調不良まではアピールしなくても良いかなと思いました。
(しかし私に生理が来たと知るや「血ぃ出たーぁ?」とトイレを覗きに来るので、実はさほどショックでもなかったのかも知れない)

息子には将来、良き彼氏、良き夫となる男性になって欲しいので、女性には1ヶ月単位で体調の浮き沈みがある事を私を教材に知って欲しいと思っています。

記事の筆者のように私も夫の帰宅が遅いため一人で子ども二人を風呂に入れています。
元々私の生理はだらだら出血せず、トイレである程度まとめて出せるので生理期間中は風呂に入る直前に経血を捻り出し、風呂場での流血はした事がありません。
記事では筆者はいかに息子さんに生理を隠すべく工夫の様を記しておられましたが、隠すよりもきちんと説明した方が良いと思うのです。

母親は完璧超人ではない。
体調を崩すこともあれば、プールに一緒に入ってくれない日もある。

人には人の事情がある。
一見健康そうに見えても電車の優先席に座る理由がある人もいる。
そう他者を思いやる最初の教材が「母親の生理」なのかも知れません。