xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

転ばぬ先の杖

先日、出産の途中で亡くなったというアメリカの女性の記事を読みました。

代理母の米女性、出産の途中で死亡 自身の子ども2人残して
https://www.cnn.co.jp/usa/35148258.html


彼女には自身の子が二人いましたが、ほかの夫婦が子どもを持つ手助けがしたいという思いから代理母になったそうです。記事では既に一度、同じ一家の代理母になっていたとありますので、今回のお産は彼女にとっておそらく四度目のものだったのでしょう。
四度目の出産とは言え、お産はその都度異なるものです。これまでが安産だったとしても、次もそうなる保証はどこにもありません。やはり出産は命がけなのです。

実は私は二人目の子を産む直前に、遺影に使えそうな写真を撮影した事があります。家族三人の最後の記念と、二人目の出産中に私の身に万一の事が起きた時の為でした。
子どもの写真は様々にあるのですが、主にカメラを使うのは私なので、私を撮影した写真は我が家にはあまりありません。夫が子どもを撮る時に私ごと撮影してくれる事もあるのですが、何故かそういう時に写る私は大抵が半目になっているので、カメラチェックをした時にこっそりデータを削除していました。
一人目のお産の時には何とか無事だった。けれど、二人目の時にもそうなるだろうかと思った時に、遺影に使えそうな写真は必要かも知れないなと思ったのです。自分でも満足のいく写真が残せたので、安心して出産に臨む事が出来ました。

私と同じような方の記事も見つけました。


「2人で遺影用の写真撮りに行かない?」 不測の事態に備えた言葉に夫の表情が……
https://otakei.otakuma.net/archives/2019121101.html

「旦那が明日死んだらどうしよう。
ここんとこ全然旦那の写真撮ってないんだわ。遺影に使えそうなの何にもない。
多分私の写真もないから、私が死んだら旦那も困るはずだ。

私が『ちょっと、明日2人で遺影用の写真撮りに行かない?』って言ったら、旦那がまるで殺人鬼を観る様な目で私を見て来た」

遺影を撮影するだなんて縁起でもない事かも知れません。けれど、いざ事が起きた時にはこの気遣いはとてもありがたいものだとご主人も気付いてくれるものと思います。

人生は何が起きるか分かりません。いま健康でも幼稚園の送迎途中に交通事故に巻き込まれる可能性だって皆無ではありません。万が一の時の為にも、子どもの写真だけでなく、自分たちの写真も積極的に残しておかなければと思います。また、更に気掛かりなのは私たちの親の写真です。夫の両親とは子どもたちの誕生祝いの際に集合写真を撮影しているので万が一の時にも何とかなりそうなのですが、私の両親を撮影する機会はなかなか得られません。
四月に上の子が小学校入学、下の子が幼稚園に入園なのでそれを切っ掛けに撮影しようにも、私の両親にとっては名字の異なる孫なので、これまでと同じように夫両親に遠慮して一緒には写ってくれないような気もします。正直に遺影用だと言えれば良いのですが、なかなか言い出せず、どうしたものかと手をこまねいているのが現状です。
そもそも私自身の写真も撮影したのは既に三年前なので、葬儀に来てくれた人には「若い頃の写真を使ったのね」と笑われてしまうかも知れません。いざという時の為に誰かが困らないよう、せめて自分たちの写真も積極的に遺しておこうと思います。