お泊まりデートのその後は？

以下の記事を読んで、ふと疑問に思いました。お泊まりデートをするのは良いのですが、その後の事は考えているのでしょうか。

お泊りデートで衝撃！　男子が驚く女子のリアルな生態とは？
https://trilltrill.jp/articles/1137005

大好きな彼とのお泊りデート。「まるで同棲してるみたい！」と、ワクワクしてしまいますよね！ しかし、いつもより長い時間一緒にいるぶん、油断して素が出てしまいやすいのがお泊りデートの怖いところ。
さて、お泊りデートで「男子が思わず引いてしまう女子のリアルな生態」とは、いったい……？

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記事は
パジャマが女子力ゼロだと男性をがっかりさせる
風呂上がりに全裸でいられると、もう見慣れていたとしても恥じらいのない姿に男性はがっかりする
２リットルのペットボトルを直飲みする姿は彼の中の「可愛い彼女像」をぶち壊すには十分
目の前でムダ毛処理をされると男性は夢を壊されたような気になる
女性のイビキがひどいと男性は衝撃を受ける
という事が書かれていましたが、これはお泊まりデートだけで済む話でしょうか。
結婚したならばこのような女性の舞台裏など男性はいくらでも目にすると思うのです。

結婚後に女性が豹変した、という話はよくインターネット上で目にしますが、それはただ単にデート用に取り繕っていた姿から、舞台裏の姿をあまねく公開されたせいで全体の印象が変わってしまっただけだったという事もあるのではないでしょうか。水面を優雅に泳ぐ白鳥は水面下では必死に水をかいているものなのに、その事を男性が失念していただけの話なのではないかと思うのです。
例えば椅子の座り方ひとつとっても、男性の多くがヒザを開いて座るのが自然なように、同じ生物なのですから、女性だって自然にヒザを開いて座る方が楽なのです。むしろヒザを大きく開く体勢をとる機会は性行為の際やら婦人科の内診の時、出産の時など、女性の方が男性よりも多いかも知れません。骨盤も男性よりも横に開いている形状なのですから、実は女性の方こそが椅子に座る際はヒザを開いてしまうものなのではないかと思います。それを女性は普段は意識して椅子に座る際に力を入れてヒザを閉じているだけな事を男性は忘れているのではないでしょうか。

この記事は「お泊まりデート」までしか関係を発展させないつもりならば女性は気を付けるべき事柄が列挙されていますが、結婚も視野に入れている相手ならば、このような「ショックな事」も男性は受け入れてあげるべきなのではないでしょうか。
特に女子力ゼロのパジャマの件は倹約家なんだなと好印象になっても良いのではないかと主婦目線では思います。女子力ゼロのパジャマにショックを受けた後日、男性が可愛らしいパジャマを彼女に贈ったとしても、彼女は決して自宅ではそのパジャマを着用してはくれないでしょう。フリルや飾りが多い服は横になった時に体重がかかる部分に布地が集まっている所が来てしまった時にゴロゴロしてしまい、寝心地が悪くなりパジャマとしては機能的ではありませんし、乾きにくくて洗濯が大変なので、逆に頻繁に洗えず不潔になる事も想定するべきです。洗濯機でただガラガラ洗っただけではフリルの根本など布地の会わせ目に繊維ごみが溜まっていくなど、ママンに洗濯して貰っている男性には想像もできない事だとは思いますが。

結婚する前からムダ毛だらけの私の身体を目にしてきた夫は、私の舞台裏をどれだけ目にしても最早動じていないように思います。前日の残り物に手を加えてリメイクしたおかずにも引かないし、私のイビキが大きかったらしい翌朝には体調を気遣ってくれます。風呂に入る直前に、予洗いをしようと考えていた汚れた衣類（主に子どもの鼻水を拭ったガーゼハンカチ）を思い出して全裸のままで居間に取りに行く姿を目撃した時には、私の全裸など見慣れたであろう夫の方が「きゃっ」と言いながら目以外の顔を手で覆いながら茶化してきます。

結婚するという事は相手の舞台裏も受け入れるという事です。私も何度夫の肛門に痔の薬を注入した事か。
記事はお泊まりデート止まりの関係なら確かに気を付ける事柄ばかりです。しかし彼女の舞台裏を目にしてショックを受ける男性は、彼女の上っ面だけしか見ていなかった自分にこそショックを受けるべきなのではないでしょうか。

ただ２リットルのペットボトルの直飲みは雑菌繁殖の面から男女とも今後は止めた方が良いとは私も思います。