xharukoの日記

妊娠、出産、育児の中で思った事をつれづれ書きます

一回2億円!?

幸いな事に私はこれまで高額医療とは縁の無い人生を送ってきました。治療費の話が出来る程の身近に大病にかかった人もいない為、病院からの請求を受けた中で最も高額だったものは私が我が子を出産した時の50万円程度、それも出産育児一時金(42万円)の直接支払制度を利用したので、差額の7万円程度が私の中での最高値の医療費です。
結婚時に夫の知り合いの保険代理店の方にあれこれ勧められ医療保険には入りましたが、その証書は今のところ少々高額なお守り代わりとなっています。
こんな高額な保険に入る必要はあるのかと思いながらも、夫の知り合いの方だからと無下には出来ず加入した訳ですが、下記の記事を読んで、今は何とも無くても加入しておいて良かったと後から思う事もあるのだろうなと思い直しました。


ひゃー、こんなことが…! 結婚して気がついた予想外の出費
https://trilltrill.jp/articles/1411899

「結婚する前は自分が病気になると思っていなかったし、保険とか考えてこなかったけど、結婚して夫が倒れたりするとやっぱりお金は大事だな、治療費高いなって思うようになった。みんな若いと健康面でお金がかかることを想像していない人が多い印象」(30代/IT)

▽ 健康であることは決して当たり前ではありません。でも若いとなかなかそれに気がつけなかったりもしますよね。結婚して病気になり、初めてお金がかかることを知るそう。自分だけでなく相手の健康のことも考えるのが結婚なのです。

結婚とは自分だけでなく、家族みんなの健康の事も考えるもの。運命共同体となった夫には出来るだけ長く健康でいて貰いたいので、野菜を意識した献立を私の可能な限り用意しています。
そして上記の記事を読んだ後で、テレビニュースで驚くべき医薬品の価格を知りました。一回の投与で2億円を越える超高額な点滴があるのだそうです。


乳幼児難病治療薬 1億6707万円で了承
https://www.news24.jp/sp/articles/2020/05/13/07642391.html

薬の価格を審議する「中央社会保険医療協議会」は13日、乳幼児の難病の遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」を公的な医療保険の対象とし、価格は、およそ1億6707万円とすることで了承しました。国内では、最も高額な薬となります。

なお、この薬は、アメリカでは、日本円に換算すると2億円以上で販売されていて、世界一高額です。

筋力が低下する難病「脊髄性筋萎縮症(SMA)」の遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」が医療保険の対象となったそうです。
日本では高額療養費制度が適用され患者の自己負担はほとんど無いそうですが、それにしても何と言う高額でしょうか。また別のサイトではこのような記述もありました。


ゾルゲンスマ、保険適用を提案 1回の投与1.6億円
https://www.asahi.com/sp/articles/ASN5F3GDGN5FUTFL004.html?iref=sp_ss_date

 これまで国内最高額の薬は、昨年から保険対象となった白血病治療薬「キムリア」で3349万円だった。創薬技術の進歩で、高額な薬の開発が続いている。

不謹慎な物言いになりますが、白血病は有名人や、テレビドラマ等で登場人物が罹患する事で知名度が高い病だと思います。その白血病の治療薬の価格も相当なものなのだと知り驚愕してしまいました。もしこんな金額を請求されようものなら、我が家の貯金では賄いきれません。
「限度額適用認定証」の交付を申請すれば、こちらも自己負担はかなり減り、更に一年間に四回以上、高額療養費制度に該当すると「多数該当」と言って、自己負担分がもっと下がる制度もあるのだそうです。それでも元々の金額が高額なので、治療期間によっては我が家には相当な負担になるとは思いますが。

話は戻りますが、2億円を越えていた「脊髄性筋萎縮症(SMA)」の治療薬が保険適用となった事は純粋に素晴らしいと思います。何しろ投与対象は2才程度の乳幼児、こんなに可愛い盛りの子どもを救う事が出来るのですから。
この国の医療体制と医療保険の素晴らしさを知り、この国で暮らしている事に誇りすら感じました。医療に携わる皆さん、本当にありがとうございます。